流加の友達の歩ちゃんが来た


彼女は泣き腫らした目をしていた


『歩、大丈夫?』


流加たちは彼女に話しかけてる


俺らは少し離れた場所で彼女の話しを聞くことにした


てかこの家いずれは溜まり場になりそうな予感がするな


しかもあの兄貴が誰かと付き合うとかマジでびっくりだし


しかも生徒かよまた、、、まあ多分流加の友達なら大丈夫な気がする



兄貴の恋が上手くいくなら俺はなんでも協力しよう


なんて兄貴を見ながら思った



『ごめんね、みんな急に来てこんな感じで、、、』


歩ちゃんがいうけどみんな首をふって大丈夫って言ってる



『何があったの?』


兄貴の彼女の想羅ちゃんが聞いていた


『あのね、明が、明ってのは私の幼馴染みで龍先輩たちと同級の今高3なんだけどね』


彼女の話しによると今日その幼馴染みの明に久しぶりに会いたいと連絡が来たらしくて、ずっと彼が忙しくて会えなかったらしく


彼女は今日自分の思いを伝えようと思ったんだって、次いつ会えるかわからないからって


高まる気持ちを胸にしまって彼との待ち合わせ場所に行って彼と久しぶりに沢山の話しをしたんだって


でも歩ちゃんが気持ちを伝える前に彼が言ったらしい



『明がね、もう会わないって、連絡もしないって、自分は親友との約束を叶える為に卒業したら海外にいくって、いつ帰れるかわからないからって、親とも多分疎遠になるからって』


泣きながら話す歩ちゃん