俺は流加にちゃんと話すことにした


今の俺なら俺たちならきっと大丈夫だ


『俺な、不安だったんだ、流加の事好きなのに、好き過ぎて信じれなかった、流加もいつか俺から離れるんじゃないかって、不安で仕方なかったんだ、流加を束縛したくないのにしそうで、こんな自分が嫌で嫌で、離れないって言ったのに逃げてたよな、ごめんな、でもやっぱり流加が好きなんだ、俺には流加が必要なんだ、こんな俺でもいい?そばに居てもいいかな?』



『恋のバカ、いいに決まってるでしょ、私はわかったの恋が居なきゃダメなんだ、恋がそばに居てくれなきゃダメなんだ、だからどんな恋でもいいの、どんな恋でも大好きだよ、だからお願い離れて行かないで、ずっとそばに居て』


ああ、本当にバカだよな



何を怖がってたんだか



『離れないよ、離さないよ絶対に』



『うん、恋好き、大好きだよ』



泣きながら流加はそう伝えてくれた


流加の唇が俺の唇に重なる



離れてた時間を埋めるかの様に何度も何度もキスをする




『流加、好きだよ、愛してる』


そう流加に囁いた



嬉しそうに笑う流加を抱きしめる


こうして長い長い時間はどれだけ流加が大切かを思い知らされた



向き合うため必要だったんじゃない、どれだけお互いが大切かをしる時間だったのかもしれない



ただ大切なものを見失わずに居ればそれだけでいいんだ



こうしてやっと長い苦しみから俺たちは抜け出せたんだ