確かに那珂が言うように誰にでもある感情かもしれないでもきっと、、、



『俺のは多分歪んでる、このまま一緒に居たら流加を苦しめてしまう、いつか、流加を壊してしまいそうで怖いんだ、だからちゃんと今の気持ちと向き合いたい、逃げたくないんだ、今俺の中にある、この気持ちと向き合いたい、少しだけ時間が欲しいんだ、ごめんな、流加が苦しんでるのも、今泣いてるのも、傷ついてるのも、わかってる、でも一緒に居たらこの先もっと流加を苦しめてしまうから、ごめん、流加を頼むよ、流加のそばに居てやって、流加を姫を頼むよ』



そう言い俺は控え室をあとにした




『恋』


二人が俺を呼んでたけど振り向かずに俺はただ前を見て歩いた



ここを乗り越えなきゃきっと俺は俺たちはこの先何処かでダメになる


だから少し、少しだけ時間が必要なんだ


これからも先流加のそばに居るためには



みんなで居るためには


どうしても時間が必要なんだ


俺はそのまま兄貴のアパートに向かった



『よお、大丈夫か?さっき那珂から連絡来たぞ、恋を頼みますってさ』


玄関を開けてくれた兄貴が言う



那珂、あれだけ俺は那珂のいうこと聞かずに出て来たのに、やっぱり那珂には敵わない