dearest~最愛~

だから那珂に言わなきゃ明日も時間作れる様に



恋が迎えに来て家に帰った



『那珂、明日は練習どうするの?』


それとなく聞いた


てか最近あまり練習出来てない


夕方から夜まで少し練習する位で終わってる


まあ理由は那珂が忙しいからなんだけど私にはそれの方が都合がいいから助かってる



『何かあるの?まあ明日は打ち合わせだけだから練習ってほど練習出来ないよ、用事があるなら流加は居なくても大丈夫だし、夜までに帰って来てくれたらいつも通り一度通して終わりな感じかな』



那珂はそう言う


『ありがとう、ちょっと明日も実家に行かなきゃ行けないから』


『了解、最近よく行ってるみたいだけど両親帰って来てるの?』


那珂に聞かれた


『違うけどちょっと色々あってね』


『ふーんまあ言いけど何かあるなら言えよ』


那珂はそれ以上何も聞いて来なかった



恋も何も言わない


多分私から話すのを待ってくれている


でも私はまた話せないで居た



隠したい訳じゃないただなんて話せばいいかわからない


また私自身がお兄ちゃんの事や佐野さんの事を知っている段階だから