dearest~最愛~

わたしが那珂と一緒に歌ってる姿を見て佐野さんは泣いたと教えてくれた



それからはずっと私を見守って居てくれたと言われた


『じゃあ、なんでいまだったんですか?』


ずっと考えていた


何故か今なのか



見守って居てくれて居た佐野さんが何故今私に声をかけたのか



『俺ね卒業したら海外に行こうと思ってるそのために準備もしてるんだ、悠と約束したからね、夢を叶えるって、だからね久しぶりに君たちのバンドがライブするって聞いてね、次はいつになるかわからないから今しかないって、悠の事を君に伝えなきゃ行けないって、そう思ったんだ』


佐野さんはそう優しく笑う


『海外ですか』


『そう、親の期待裏切って俺は夢を叶える、、、次はいつ日本に帰れるかわからないだから、、悠の夢を悠の思いをどうしても君に伝えなきゃって、流加ちゃん君にどうしても渡したいものがあるんだ、悠が君に残したものなんだ』


お兄ちゃんが私に残したもの、、、


『わかりました、見せてください』


私はそう佐野さんに答えた


『明日も一日時間作れるかな?ライブの前日で、悪いんだけど、、、学校始まると俺もなかなか会えなくなるから』


佐野さんが言う


『わかりました、作ります』


『じゃあ、明日いつもの場所で』


私は見てみたいお兄ちゃんが残してくれた物を