dearest~最愛~

ただどうしても恋たちにその事を話す事が出来なかった


だから佐野さんと会う時は毎回実家に用事があると嘘を着いてしまうことになってしまった



『今日はちょっと行きたいとこがあるんだけど一緒に行かないかな?』


佐野さんに言われて私は佐野さんと街に出た



連れられてきたのは秘密の場所



何もないけど自然が綺麗なそんな所だった


『佐野さんここは?』


佐野さんに聞いた


『悠とよく撮影に使ってた場所だよ』


『そうなんですか?てかお兄ちゃんはなんで佐野さんに会わせてくれなかったのかな?』



ふと疑問に思い聞いてしまった



『悠はね、流加ちゃんが本当に大好きで、俺が流加ちゃんの話しを聞いてたから会わせてよったらあいつなんて言ったと思う?』


佐野さんは思い出したかの様に笑いながら話す


『なんて言ったんでますか?』


『お前になんて会わせるの勿体無いとか言われたよ、本当どんだけシスコンだよって感じだよ』


なんて笑う


『お兄ちゃんらしいです、でもじゃあ、なんで佐野さんは私をしってるんですか?』


更なる疑問が浮き上がる


『ああ、一度だけ流加ちゃんが歌ってる姿を悠が携帯で撮ってきてさ、珍しく見せてくれたんだよ、まあただDVDに写したかったかららしくてね、その時のデーターが俺のパソコンに残ってたんだ、悠が亡くなって何度か会いに行ったんだよ、でも会わせてもらえなかった』


佐野さんはそう話してくれた