それでも流れる涙は止めれなくて泣きながら歌う



恋が気付いたのか近づいてきて隣に来てくれた


那珂もそれに気付き逆隣に来た



歌い終わると客席からは沢山の拍手が湧き上がった



『ありがとうございました、みんな大好き』


私はそう叫んでるライブは無事に終わりを迎えた


『姫、お疲れ様めちゃくちゃよかったよ』


那珂に言われた


『ありがとう、那珂も恋も蛍も私皆が大好きだよ』


皆に抱きつき言う


『それは嬉しいけどヤキモチ焼な彼氏に怒られる』



那珂が恋を見て笑って言うから蛍まで頷いてる



恋は参った様な顔をしていた



それから控え室に戻った



『皆お疲れ様です、最高だったよ』


真琴さんは泣きながらでも嬉しそうに言ってくれた



『真琴、俺お前が好きだよ、大好きだよ、だからもう離さない、バンドも辞めない、やっと決心出来たんだ、だからついて来てくれるか?』


那珂は真琴さんを力強く抱きしめて言う



『バーカ、遅いよ気づくの』


真琴さんは困った顔ででも嬉しそうに笑ってた