恋は静かに私の話を最後まで聞いてくれた



『両親に見捨てられてその頃側に居てくれたのが家が隣の幼なじみの流矢だったの、彼の親も私の親代わりになってくれたの、だから高校も彼と同じにしたんだこれ以上迷惑かけれないから…でも本年は恋たちと一緒の高校行きたかった』


多分恋は高校の事勘違いをしている


私が今の高校を選んだのは流矢が好きだからって思ってるだろう


でも本当はみんなと一緒の高校に行きたかった



『ありがとう辛いのに話してくれて…もう流加は一人じゃないよ』


そう恋は私を抱き締めて言う



『みんなはじめはそう言うんだ』



『え?』



恋は私を見て言う


甘えるのはここまでだから私は恋から離れて涙をふき恋に笑顔で言う


『重くなるよ…だって皆そうだったから流矢も彼女が出来てから私から離れたし中学の友達も私が話してから急に気を使うようになって…変わったのだから』


『だから?』


『恋もバンドのメンバーも彼女ができたらきっと変わるよ…それに私が歌えなくなったらきっと恋たちは私から離れるんだよ』


そう言い恋を見る