dearest~最愛~

本当は流加が卒業するまではバラす気はなかった


でも今の流加なら大丈夫だろう


『ねぇ、あと一つわがまま言っていい?』


急に言われて不安になる


『なに?』


平気なふりをして聞く


流加から言われたわがままは逆に俺を喜ばせた



『恋とお揃いの物買いたい』


『え?お揃い?』


『うん、やっぱりダメかな?』


『ダメじゃない、何がいいかな?』


もう流加さんめちゃくちゃ可愛いんですけど


お揃いとかめちゃくちゃ嬉しいじゃん


ここは普通に指輪とかなんだろうけど


指輪だと学校始まると付けれないし、兄貴に何言われるかわからないし、なにより指輪買うなら誕生日とかに買ってやりたい



『何がいいかな?学校にもつけていける方がいいから、、、ネックレスは恋がくれたのとお兄ちゃんのがあるからさすがにこの二つは外せないよ』


流加はそう真剣に言う


そう流加は俺が研修会の時に渡したネックレスを今も付けていてくれる


もちろんお兄さんのネックレスと一緒に


『じゃあ、ブレスにするか?学校そこまでうるさくないだろ?』


そう言うと流加は笑顔で頷く


それから俺たちはすぐに二人に似合いそうなブレスを探す