先生の家には本当に生活に必要最低限な物しかなく生活感がまったくない


そんな印象な部屋だった


『先生、彼女とかいないでしょ』


花菜が笑いながら聞いていた


『今はいらない、仕事だけで手一杯だ』


先生は笑いながら言っていたけど何処か遠くをみていてその目は一瞬寂しそうに見えたんだ


『モテそうなのに、可哀想』


歩が言う


『まあ、問題児がうちのクラスには居るからな』


先生は私に目をやり笑う


『すいませんね問題児で』


なんて私が言うと先生は笑ってるし


さっきの寂しそうな目は気のせいかなと思えた



『先生、ゲームしていい?』


歩がTVゲームを見つけて聞いている


『ああ、好きにしな』


そう先生が言ったから皆でゲームを始めた


しばらくして恋が来た


何故か真琴さんと那珂と蛍まで一緒に来た


恋は先生になんだかんだ言われていた


『流加、楽しい?』


恋は先生を無視して私の隣に来て聞いて来る


『楽しいよ、なんかごめんね』


そう謝る


『いいよ、流加が楽しいならね』


そう笑ってくれた


それから男性陣はテーブルで何か話していた


女性陣はゲームに夢中で楽しんでいた