dearest~最愛~

お弁当を食べながら皆でわいわい話してた


でも急に屋上のドアが開いて先輩らしき人が入ってきた


『おー可愛い子一杯じゃん』


皆すぐに黙り無視をしてる


多分関わらない方がいいと思ってんだろ


『ねぇ、流加ちゃんて、どの子?』


急に私たちに近づき聞いてきた


『流加に何かようですか?』


想羅が冷たい目を先生に向けて聞く


『いや、うちのバカな弟が悪いことしたから謝ろうと思ってさ』


どうやらあの事件の男の中のお兄さんらしい


『謝らないでいいので、関わらないでください』


沙菜がそう答えた


なのに先輩は気にすることなく私たちの側に座りこんで話し出す


『本当バカだよね、恋の女に手を出すとかあり得なくない?もう急に帰ってきたから理由聞いてく殴っといたよ』


意味がわからない、恋を知ってるみたいに言う


『あのなんで恋さんをしってるんですか?』


私はそう聞いた


『ああ、俺もバンドしててな、恋たちとはよく一緒になるんだよ』


なんて言うから私は自分の記憶と先輩の顔を思い出す


『バンドって、名前はなんですか?』

沙菜が警戒しながら聞いていた

『青空ってんの知らないかな?』


『あー青空のベースの人ですか?』


沙菜は思い出したかの様に言う


確かに青空のベースの人なような、、、でもはっきり思い出せない