dearest~最愛~

それから休み時間ごとに沙菜たちが心配してきてくれる


それが凄く今の私には安定剤になってる


恋もメールが送れる時はメールしてくれていて私も返せる時に返してる


恋の普通のメールに救われる


結城さんがどうとか授業がどうとか、お腹すいたとか、いい曲思いついたとか


もう本当に普通のメール


それを私も普通に返す



昼休みになり想羅と沙菜たちと待ち合わせして屋上に来た


『雨降るかな?』


想羅が空を見て言うから沙菜たちは不思議そうにしていた


『降らないでしょ、こんなにいい天気だし』


歩も空を見て答えた


『だよね、神谷先生嘘つきだね』

想羅がそう私に言う


『本当だね、教師が嘘ついたらダメだね』


そう想羅に答えた

『なんで、神谷先生が嘘ついたの?』

花菜が聞く

『うん、神谷先生が朝、昼から雨って言ったんだよね』

想羅が答えるから私は隣で頷いた



『いや、この天気じゃ降らないでしょ、先生予報ハズレだね』


里奈が言うと皆が頷く


『まあ、降らない方がいいからまあ、いっか』

想羅が言って話し終了みたいな感じです