そう答えた女


『知らない』


那珂は女に近づき思いっきり女の横の壁を殴る



『言わなきゃ次は当てるよ』



女は那珂の迫力に負けたのか泣きながら男の名前を数人言う


それを那珂が兄貴に伝えていた


『ああ…頼みます、恋のことは安心して任せて下さい、あとでまた連絡して来てくださいね』


そう言い終わると携帯を切った


『南さんに頼んだから…あとは任せるしかない』


那珂はそう言い彼女に携帯を投げた


『恋大丈夫だよ沙菜にも伝えたから…あとは南さんに任せよう』


蛍は俺に近づき言う



俺は祈るようにその場に座り込む


『さてお前はどうしようか』


キレた那珂は女に近づく


『私が悪い訳じゃない、私は何もしてないもん』



その言葉で俺はキレた



立ち上がり彼女に近づき那珂が殴った反対側の壁を殴る



『お前ねぇいい加減にしてくれる？流加は関係ないよな？流加に何かあったらどうしてくれるわけ？頼むからもう二度と俺らに近づくな』



女は俺を見て泣いてる