照れてる私に里菜が言う


『すごいねかっこいい、でもタイプじゃない…てか皆かっこいいけど顔より歌に興味ある』



それを聞いた皆はうなずいてる


『良かったね』


沙菜がこっそり私の耳元で言う


皆はそれを不思議そうにしてる


まあそうだよね



だってジャケットの姫から私を想像するのは難しいよね



私が姫だと話してもいいんだけどこれだけは私の一存じゃ決めれないから




帰って恋たちに相談してみようそう思った



それからはバンドの話しになった


みんなは私たちのウォークマンを離さずずっと聞いてるし




この曲がいいとかあの曲のここがいいとかさっきからずっとそんな話しばかりしてる


沙菜まで仲間に入って楽しそうに話していた



さすがに気まずくて私は逃げるようにトイレに行った



一人で行動しちゃ行けなかったのにみんなに自分がボーカルしてること言えず気まずさに耐えれなくて忘れてたんだ



それに盛り上がってるみんなに声をかけるのも悪いそう思ってしまった



それが間違いだったんだ