dearest~最愛~

気づいた時は医務室に居た


生きてる…まだ生きてるんだ


私はがっかりしながら目を開けた


『岡崎起きたか?もう少し休んでろ』


神谷先生に言われた


『で…何があった』


涙を流す私に先生が聞く


『なにもない』



冷たくそう答えた


『やっぱりお前はいつもそうだ、言えばいいのに言わないんだよな何も、沙菜が泣きながら来て事情話してくれたよ…あと羽鳥もな、中杉たちはとりあえず何も話さないから違う部屋で今反省文かかしてる』


先生はそう言う


でも私は何も話さなかった


いや話す気にもならなかった


そしてただ一言先生に言う


『今すぐ帰りたい、恋の所に帰らせて』


泣くなら恋の横がいい


『お前はまたそれ言う…とりあえずお前と羽鳥は教師部屋に変えといたから、夜中に何かあっても困るしな、荷物は運んどいたし養護の先生とだから』


先生はそう言う


『もう嫌だ』


帰りたい…ううん消えたいよ出来るなら


『逃げるなよ岡崎…羽鳥や三組の奴らはお前の為に必死だったんだから』


そう言い先生は出ていく