dearest~最愛~

羽鳥さんは笑ってる彼女らに携帯を見た


彼女らは携帯を見て沈黙



『何が気に入らないのか知らないけど人が嫌がることして楽しいですか?せっかくの研修会めちゃくちゃにしたいんですか?』


羽鳥さんはそう強く彼女らを睨み言う



『お前うるさいいつも大人しいくせに…言いたいなら先生に言えば』


証拠を突き付けられて彼女らは逆ギレ


キレたいのはこっちだから



話しにならないとわかったのか羽鳥さんは携帯を手に部屋を出ようとした



そんな彼女に殴りかかろうとしている女たちに気づきとっさに前に出た


鈍い音と痛み



ああ…ほらね私が関わるといいことないんだよ



やっぱり友達なんて作るんじゃなかった


いつも傷つくのは私じゃなく周りの人なんだよ


沙菜を傷つけて羽鳥さんまで嫌な思いさせて



私が居なきゃいいんじゃん



そう思うのと同時に息が苦しくなる


殴られた痛みと息苦しさ



ああ私が居なくなればいいんだ


『岡崎さん…ねぇ岡崎さん』


必死に私を呼ぶ声をかきながら

私はその場に倒れて意識を失った