dearest~最愛~

変わり者ってひどくない?


『変わり者ですいませんね』


そう睨んで言う


『岡崎さんは芯が強いぶんちょっと不器用ででも筋を通すとこは通してるんだと思います』



何故か羽鳥さんにフォローされてしまった


何気にちょっと嬉しかった


けなされることはあっても誉められる事はなかったから


それからも黙々と作業してやっと終わった





それから昼休憩


私は沙菜に会いに沙菜のクラスの部屋に行った


沙菜が泣いてる



そこには沙菜の荷物らしき物が散乱してた



『沙菜?何かあったの』



沙菜に声を掛けたら周りの沙菜のクラスの子たちに睨まれた



『あんたのせいだよ』


一人の女の子が私に向かって言う



『違う流加のせいじゃないから』


沙菜が私を庇う



『でも沙菜…実際これ四組の奴等の仕業だよ、さっきこの部屋から出ていくの見た子居るし』

そうまた沙菜の友達は言う


『うん、でも流加が悪い訳じゃないから』


沙菜がそう言う


『そうだよね…ごめんね、でも四組の人達こういうのする子多いからね』


『結構中学同じだった子たちが言ってたし』


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