dearest~最愛~

皆は不思議そうに顔を見合わしてた


『じゃあ帰るか』


恋は優しく微笑み言う


私はただ下を向いて頷くしか出来なかった


那珂たちと別れて恋の原付に乗る


恋は何も言わずにただ真っ直ぐ私の家に向かう


思わず恋の腰に回していた手に力が入る


家になんて着かなきゃいいのにそう思ったけど


私の思いは虚しく10分たらずでで家に着いてしまった



これ以上恋に甘えられない


そう思い原付を降りてからは頑張って笑顔を作り恋と別れた



重い足を動かしながら家に入った


家の中は静かで春なのに何故かすごく冷たい


『はぁ~誰もいるわけないか』

そんな独り事を言いながら部屋に荷物を置きお風呂に入る


ってもシャワーだけして洗濯を回し干していた洗濯をたたむ



それからやることもなくただベッドに入り音楽を聞く


そのまま知らないうちにいつも眠りに着く


まあ酷いときは寝れずに朝まで起きてたりするけど


今日はよく歌ったからか早くに眠りに着けたのに