那珂と流加は余裕だから


『マジで無理』


俺は那珂に嘆く


『じゃあ流加と別れて』


那珂はそう真剣に言う



『はぁ?意味わかりませんけど』


そう那珂に言うと



『赤点とるなら流加と別れさすよ』


冗談では無さそうな那珂


『それだけは嫌だ』




『そうじゃあバンド解散するか?』



那珂さん貴方鬼ですよ


自分が彼女に相手にされないからって絶対そのストレス俺にぶつけてるよね



『わかってた何がなんでも赤点はとらない』



だから那珂にそう宣言した




『それでいいんだよ、マジで赤点とんなよ』




結局俺は真面目にコツコツ勉強するしかないみたいです





まあまだ先だから頑張ろう



赤点くらいでせっかく思いの通じた流加を手放すなんて絶対嫌だから


結局多分那珂は俺のやる気を出さすために言ってるだけの気もした


でもあんなに真剣な顔で言われたら本当にやりかねない


だから絶対赤点だけは取る訳にはいかないんだ