流加は沙菜ちんにもちゃんと報告したいと言い



今日キャンセルした買い物を明日行く為に泊まると言うから俺はちょっと寂しい気もしたけど快く送り出した



だって俺たちはちゃんと心で通じてるから



残された俺と蛍はリビングでゆっくりしてた



多分沙菜の事で悩んでる蛍にそれとなく聞く



『蛍…最近何かあった?』



『バレてるよね?悩んでるってか一歩踏み出せなくて困ってた』



困ってるじゃなく困ってたと言う蛍



『じゃあ今はもう踏み出そうとしてるの?』


『してるね、今日姫の歌を聞いて決心したんだ、最後のここの歌詞聞いてさ』



そう指さした楽譜には流加の詩が書かれてる



今日あれから流加の詩を楽譜に書いて皆でアレンジ加えたりしていたから



そこに書かれてる言葉を蛍が読む



『悩んで苦しんででも一歩踏み出す勇気を忘れないで、踏み出せば前に進めるきっと動き出せる、逃げてもいいでも逃げるなら一歩踏み出してからにしてみない、私にならできる、だって大切な居場所持ってるからあなたならできる大切な仲間を持ってるから』



『いいよねここ…好きだなここ』


蛍が言う