side恋



さっきの流加の歌


それが俺に力をくれた



素直になる力を



だってあの歌はきっと俺に俺たちの為に流加が作ってくれた歌だから


俺は流加を連れて部屋に来た


今しかないって思ったから明け方までかかって久しぶりに書いた詩を乗せた歌



その楽譜を流加に渡して歌ってもらった



流加は泣きながら最後まで歌ってくれた



俺の流加への素直な気持ちが入ってる歌を


伝わったのか流加が言う


『恋これ…曲名は?』


だから俺は流加に答えた歌が出来た時に思い付いた曲名を


『愛しい君へだよ』


流加は泣き続ける


そんな流加に俺は言う


『流加さっきの歌のアンサーソングにならないかな?』


だってさっき流加が作ったあの歌の詩は俺に俺たちに向けたものだろ?


だからこの曲は流加に向けた曲アンサーソングにして欲しかった


『え?』


わからない様子の流加に俺は俺の素直な気持ちを伝えた



『俺流加が好き…ずっと好きだった…俺は誰よりも流加を愛してます、流加しか居ないんだ、ずっと流加の側に居たい、愛してるよ』




もう思いの全てを流加に伝えた