dearest~最愛~

さっきまでの不機嫌な恋は何処に行ったのかと言うくらい普通な恋


『じゃあなんで流加が居んの?』



不思議そうな恋に私と那珂に言う



『聞いてほしい歌があるのだから帰ってきたの』


そう伝えた



『そっかそっか、わかったじゃあ準備して行くわ、リビングでいいの?』


『うん』


そう恋が言うから那珂と先にリビングに戻る


しばらくして恋がギターを持ってきた


『じゃあやるか』


那珂の声で私は恋が書いた曲の楽譜を渡した


那珂ベース恋はギター蛍は机をドラムがわりに準備した



恋のギターで始まる曲



切ない曲調に私が昨日沙菜の家で書いた詩を乗せて歌った



恋を思い書いた曲



皆に伝えたい感謝の曲を



歌い終えてみんなを見る



『いい詩だな』


那珂が言う


『ありがとう』


『さすが姫めちゃくちゃ曲にあってたよ』


蛍が言う


『良かった』



恋を見ると下を向いてる



気に入らなかったかな…不安に思ってたら



『那珂、蛍悪いちょっと流加借りていい?』


『どうぞ』


二人は恋に言われてそう答えた