翌朝起きて私は真琴さんと沙菜に謝り今日出かける約束をキャンセルして家に帰る



『おはよう流加忘れ物？』



起きていた那珂に言われた



『帰って来たどうしても皆に聞いてほしい歌ができたから』



『そっか…恋はまだ寝てるよ』


『え～起こせないよ…だって怖いんだもん恋の寝起き』


私がそう言うと


『仕方ないな』


那珂は恋を起こしに行ってくれた



恋は那珂じゃなきゃ起きないから



しばらくしてリビングに表れたのは蛍だった



『姫おはよう』


『おはよう』


蛍に挨拶する


『那珂と恋は？』



『寝てる恋を那珂が起こしに行ってるよ』



そう説明した



『そっか恋は那珂じゃないと起きないからね…姫何か飲む？』


『じゃあ水で』


『了解』


そう言い蛍は水をコップに入れて持ってきてくれた



蛍はあまり眠れてないのか眠そうな顔をしてる



きっと蛍も悩んでるんだろう



そう思うと沙菜の思いが届く日もそう遠くない



そんな気がした