本当に沙菜は蛍が好きなのが伝わってきた


『好きなんだね、沙菜は蛍のこといつか届くといいね』



『うんそうだね流加は恋に伝えないの?』



『迷惑じゃないかな?』



『迷惑なんて一杯かけちゃえばいいんだよ』



真琴さんが言う



『でも…やっぱり怖いよ今の関係じゃ居られなくなるの、私にはやっぱりあの場所しかないから』



『逃げだよそんなの、ずっと今のままでいいなんてただの言い訳だよ』



沙菜に言われてしまった


『流加ちゃん怖いって言ってたらいつまでも関係はかわらないよ、いつか恋が違う誰かを好きになってしまったとき流加ちゃんは心から応援出来るの?』


『出来ない…』


『じゃあやっぱり後悔する前にちゃんと伝えなきゃ』



『そうだよね、ありがとう、私恋に伝えるよ』


『うん、きっと届くよ』


真琴さんも沙菜もそう言ってくれた



『ねぇせっかく泊まりに来たのに私今めちゃくちゃ詩書きたい、書いていいかな?』


『いいよ、私たちは先に寝てるから』



そう言われて私は沙菜の机を借りて歌詞を書いた



今の気持ちを真っ直ぐに素直に歌詞にした