dearest~最愛~

流加は戸惑いながら答えた


『幼なじみの流矢』



俺は幼なじみに向き直し挨拶する


『はじめまして彼氏の恋です』


まあ彼氏ってのは嘘だけどね…


流加も俺の言葉にびっくりしてた


でも俺が気になったのは流加以上に彼のほう


隣に彼女連れてるのになんで俺が彼氏って言うと一瞬本当に一瞬切ない顔をしたんだろう



そんなことを考えながら流加を見ると明らかに怒ってる


俺はなんでか幼なじみにめちゃくちゃ質問されてるし


『あの年は?』


『あ…高3だよ』


『じゃあ僕の一つ上ですね…高校行ってないとかじゃないですよね?』


『行ってるよ南高』


『そうですか…流加とはいつから付き合ってるんですか?』


『高2の夏かな』


『そうなんですか…全く知らなかったです流加も教えてくれたらいいのに』


てか俺は何でこんなに聞かれてるんだ


しかもお前は流加の親かよ


そんな思いで答えてた


てかこいつ隣の彼女の事放置ですか?


流加も困ってるし何よりこの隣の彼女さんさっきから流加を睨んでる