私は国語が得意だ。

中学生レベルなら100点とれる...
時もあるだろう。


あれは、2学期が終わり
冬休みに入ってすぐだった。

私は弟の部屋に入り、漫画をあさっていた。




姉「ふ...ふおおぉおぉ!?」


出てきたのは

大量のテストたち。


しかもどれも半分いっておらず、
見るも無残な姿。


国語は半分が白紙で、
20点だった。



弟「あ、ああああ!あああああ!」

姉「あ、あぁ...」


弟「勝手に入るなよ!勝手に見るなよ!」

涙目の弟。


そして

涙目の姉。




私は自然と弟に
ゆいちゃんのぬいぐるみを差し出していた。





姉「ごめんね ...
あんた、頭悪かったのね...」

弟「何も言うなよ」

姉「お姉ちゃん、あんたのことわかってなかった」

弟「喋るなよ」

姉「ダメな姉でごめんねぇぇぇぇ」









姉「まぁ、あんたはもっとダメな弟だけど」






弟「うるせーっ」