「うーん、長いツッコミありがとうございます。」
「あのっ……。高橋さん。」
「ん?何?」
「とっても長いツッコミの中に、
『お前の言っていることは正しいよ』
って言いましたよね。
何が正しいんですか?」
「えっと……。
綺麗って言ったとこかな。」
「綺麗って?」
「うーんと、腕が、
かな?
違うな。君が、かな。」
と、言った瞬間、彼女の顔が赤くなる。
「フゥ~!!まさかの告白ですか?
雄輝く~ん~?」
何故か、顔が熱くなる。
「ば……、ばかっ!!
違うに決まってんだろ!?
お前が無神経な事を言うから……その……。」
クスッ
「「ん?」」
クスクスッ
次の瞬間、成瀬さんが大きな声で笑い始めた。
「ええっ!!叶恵ちゃん!?
どうした!?何があった?」
「成瀬さん、こ……、ここ図書室、図書室だよ?」
そう言ってもまだ笑っている成瀬さん。
どうしたんだ……?


