【真希Side】

真由とお昼中だったところに、
「真希ー」
という元気な声が聞こえた。

あたしは後ろを振り向くと
幼なじみの健二がいた。

「なんだよー、なんで健二がくんだよ!?」
真由が突っ込みをいれて
それからのやりとりが
面白くてしょうがなかった。

「ふふっ」
と笑うと真由と健二が顔を見合せて
こっちを向いた。
「え・・・何」
「いや、真希が笑うとこ久しぶりに見た
前あんなことがあっん!?」
といいがけると健二が真由の
口を塞いだ。

「いやいいよ、もう大丈夫だって」

もう大丈夫だから。

大丈夫だから・・・。