黄金色に放つ髪
彼女は裏切られた
あの陸まで行こう
水上スケート中行方をくらませた
彼女は活発だった
海など敵ではない
ただ敵は彼になったのだ
あれから夜うなされて眠れない
スケートが憎い
水しぶきの泡が
喪失感を感じさせる

女がいた。
女が私を見てニヤリと笑う
ニコリではない
姿は美しいが化け物のようだ

助けて。