拾われ少女と女好き野郎




そして、私の引き取る先を親戚がもめ出した。



「私の所は、今年息子が受験だし…」


「私の所だって金銭面も無理だわ!今が精一杯よ!」


何かと理由をつけては私を引き取りたくないらしい…



「もう…いいです!」


私の声に皆が黙りこむ…


「私、1人で生きていかます!誰にも頼らない!」


シーンとした中1人の男の人の声が響いた。



「よくいった!小娘!俺が、拾ってやるよ…その変わり………」