拾われ少女と女好き野郎




「んじゃ、俺メシ食ったら行くからな。」



「はい!」


ごはんも向こうで食べたらいいのに。


「適当に作るからまってろ。」



「手伝います!」



「あ?…遠慮するわ、邪魔になりそう…」


邪魔って!ムッ……私だって家でお手伝いしてたんだから!男のあなたよりはできるっての!


チラッと虎太さんの姿は、……笑えるほどエプロンが似合わない……



私がケラケラ笑ったのに気づいた、虎太さんは、さ不思議な顔をしながら料理を進めた。




その手際を見て驚いた…私のお母さんよりも、手際がいい…



この人いったい……何者なんだろう……



そりゃ、私何かが手伝った所で邪魔になるわ……


そんな事を考えてると…………