目が覚めると俺はベッドの上にいた。 白い天井。 青いカーテン。 そうここは俺の部屋。 遠くでレンジがチン、っていう音。 足音が近づいてきた。 「あ、龍次、起きてたの」 奈緒だった。 顔には安堵の笑みを浮かべていた。 「お、おはよ…」 時計を見るとあれから三時間経っていた。 もう十時だった。 「俺、どうしたんだ…?」 「倒れたのよ。39.0℃もある」 こ、高熱!!