昼になったら、 熱って上がるのか…。 マジかよぉ…。 …なんか、熱が上がってきたような気がする。 やべぇよ…。 急に瞼が重くなって 俺は目を閉じた。 「…次!龍次!」 その声で目を覚ますと、奈緒がいた。 時計は午後一時を示している。 「熱、だいぶ下がったみたいだね」 奈緒が体温計を眺めていた。 「へ?」 「ごめんね、気になっちゃって」