私はそう言うと教室を出た。

靴を履き替えいざ校門を出ようとするとふるえてきた。

まあしょうがないか・・・

そう思いながら歩き出した。

タッタ タッタ・・・・

後ろから足音がしてきた。

どうしょう・・・ 怖い・・・ 怖いよ・・・

「おい」

「きゃーーーー!!!!」

もが

「おちつけよ。」

えっ?米井?なんで?

「その、帰り道一緒だから帰ってやるよ」

意味分かんない。まあ、一人で帰るの怖いしいっか。

「ありがと」

少し笑いながら言った。こいつって結構いいやつ?

「おう」


「牧野って好きなやついんの?」

「は?いる訳ないじゃん。失恋したばっかだし。」

あっ!やば。言っちゃた。

「へー。恋してたんだ。意外。」

「うざ。サイテー」

何なの。私が恋しちゃイケないの。

「わりい、わりい」

絶対謝る気のない、謝り方サイテー。何なの、本当何なの。

って私何回,何なのって言ってるの。

こいつといると頭おかしくなりそう。

そう思っていると、家に着いた。

「ここなんだ、牧野ん家って。でかいな!」

そう言って笑う米井。意味分かんない。

「じぁね」

少し笑いながら私は家に入った。