「おいおい、いくらなんでも飲みすぎだって」
「うっせー。付き合うっつったのはお前だろーがっ。嫌なら帰れ!!」
俺は空いたグラスに次々酒を注ぎ入れる
飲もうとグラスを手にすると、そのグラスを蓮に取られた
「お前、いい加減にしとけって」
真剣な蓮の表情に、俺は飲むのを止めた
店を出ようと、立ち上がろうとするとまともに立てず、倒れ込んでしまう
そんな俺を優しく起こし、座らせてくれた蓮
俺の心を探るかのような真っ直ぐな瞳
「何か苦しいのか?」
心配そうな声でそう問いかけられ、俺は泣いてしまった
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