俺の目には、今あの人がいて
綺麗な女の人と、3歳くらいの男の子と、女の人の腕の中には赤ちゃんが見えた
その光景は、いかにも幸せですといった感じだった
やっぱり俺がバカだったんだ
まだあの人に俺への気持ちがあるなんて、そんなことあるわけがなかった
バカにされた
愛してないなんて嘘だった
子供が2人もいて、愛してないなんてあるわけない
あーあ、俺は何をこんなに悩んでいたんだろう
自分が間抜けすぎて笑える
少しでも自分が浮かれてしまったことに嫌気が指す
少しでも期待していた自分が悔しい
こんなにむかつくのに、どうして目が放せないんだろう
現実を突き付けられ、どんどん俺の気持ちが沈んでいく


