「営業の奴等が君を使いたがるのが解ったよ。」

今日は新しい企業にうちの会社の売り込みに行った



しかも、若くして専務の職務に着いた芹澤さんと


「君は人に好かれるタイプだし、言葉が曖昧ではなく、しっかりしている。相手側も君の話の進め方や言い回しを誉めていたよ。」


「とんでもないです。何度も営業にお連れしていただいたお陰です。全て営業の方々の真似ですよ」


そんな話をしながら、会社への道を歩いていると、ふと目に入ったものがあり、足を止めてしまう



...というより、足が動かなくなってしまったというべきか

俺の中で時間が止まったかのようにその光景が俺の目から離れなくて

苦しくて、苦しくて、苦しくて

今にも立ち去りたいのに

動けよ、俺の足!!