少し視線を上げ、先輩を見ると、俺を射抜くような鋭い目で、顔で、俺を見ていた


俺は思わず視線をそらすと、近づいてくる足音と



「理久。」


俺の名前を呼ぶ声



嫌ならこの部屋から出ればいい

嫌なら嘘でもついてここから逃げ出せばいい


それができないのは...




「...会いたかったです」




ずっとそう思っていたから。


ふわっと抱きしめられ、俺は泣きそうになった



「俺も、ずっと会いたかった」


耳元で聞こえた声は、とても安心しているようで、弱弱しかった