...嘘だろ。
目の前には閉じられた扉
背後には
「思い出した?俺のこと」
そう言いながら、俺を見下ろす真田昇
こんなことが起こるなんて考えもしてなかったから
質問に動揺し、無言のままな俺
「じゃあさ」
そんな声が聞こえたと思うと、無理矢理顔を上に向かされ、気づいたときには唇が重なっていた
俺は、ビックリして力一杯押し付けた
放れた唇
でも残っている感覚が俺をおかしくする
「...思い出したかよ、理久。」
この人はきっとあの目があった瞬間から、俺のことを見抜いていたのだろう
「.......先輩」


