というか、避けることができる時点で俺の気持ちはその程度だったのかもしれない
どこかでやっぱり男同士なんてと思っていたのかもしれない
でも、先輩が視界に入るたび、痛くなるこの胸の痛みは本物だと思う
ちゃんと先輩のこと好きなんだと思う
でもよく言うじゃないか。
好きだけじゃどうにもならない時があるって
割りきれ。割りきれ。割りきれ。
もう、俺と先輩は終わったんだ
俺は自分部屋のベットに横たわり、天井を見上げる
さっきから鳴り続ける携帯に俺は手を伸ばそうともしない
着信音や受信音が全部先輩だから
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