俺は、来須 理久(クルスリク)。

いたって普通のどこにでもいそうな高校生

まあ、変わってると言ったら、男に恋してるってとこくらいかな。


俺の一目ぼれ。

たまたま通りかかった図書室で見かけた1つ上の先輩

名前は、真田 昇(サナダノボル)。


その人に出会うまでは、いたって俺は健全な男子だった

女の子大好きだし、並にも付き合ってきた


でも、先輩のどこか届きそうもないオーラ

本を読んでいる時の集中している顔

長い指に、綺麗な容姿

これで、なぜ女子が騒がないのかがわからない


...話しかけてみるべきかな。

その時はそう思ってやめた


あまりにも悲しそうに本と向き合っていたから