「でも、クリスマスの日は暁と二人きりでデートしたり…その…二人で夜を過ごしたりとか…してみてもいいかなって思うんだけど…。」

思いがけない言葉に思わず返事に詰まる。

杏は恥ずかしさからどんどん声が小さくなり、頬も耳も真っ赤にして俯いている。

クリスマスは俺と二人で夜を過ごすって…

それってそう言う意味だよな?

「杏…いいのか?
その…俺と泊まるって事は、その…アレだぞ?」

「うん。誕生日の時は怖くて痛くてダメだったけど、今度は心の準備もするし、きっと大丈夫だから…ね?」


杏からの最高のクリスマスプレゼントに思わず破顔してしまう。