「えっ…」
一瞬背筋が凍った気がした。
あたしの名を呼ぶ彼は、中学の頃の
友達だった。
でも…
めっちゃいかついよー!!
コンビニでヤンキー座りして
何やってんだか…
あたしは渋々彼らの元へ行った。
「人の名前を公共の場で叫んで公開しないで下さります?!」
少し切れ口調で話すと
彼は笑いながら「ごめんごめん」と言った。
彼とは、中学が一緒だった
五十嵐 海(いがらし かい)。
中学の頃から海は自由人で
チャラい系にいた。
「相変わらずお前おもしれーな!」
爆笑しながら言う海。
「はい?!面白くなんてないです!」
あたしは拗ねたように話す。
まったく…
なぜかあたしはいつもいじられキャラで
反発しても、あっけなく逆襲される。