そんな俺の気持ちとは裏腹に水城は明日も来たいと言ってくれた。 あんときはほんとに嬉しかった。 水城が3年生になる前、お互いを傷つけた。 それと同時にお互いの気持ちが通じ合った。 「…郁斗先生っ!」 見なくてもわかる、俺の愛しい人の声。 「水城っ…」