半年前、郁斗先生は英語を勉強するため、アメリカへと旅だった。 ほんとはこれ以上離れるのは嫌だったけど、なにがあっても先生の夢を応援するっていう気持ちが引き留めることをやめた。 そのかわり言ってくれた。 『アメリカに行けば、一旦教師じゃなくなる。だから…、付き合ってくれないか?』 その言葉が嬉しくて、もちろんOKした。 お互いの想いがやっと形になったときだった。