そんな仲良しな愛歌にも郁斗先生のことは言えてない。


信頼しているけど、やっぱり拒否されるのが怖いんだ。




「玲ー、今日カラオケ行かない?」

「いいよー!」


「こないだのお兄さんいるかな?」

「愛歌ったら、もうー」


二人顔を見合わせ笑いあった。


郁斗先生のこと、いつか言えるといいな。