─ピロリ〜ン♪ バックの中の携帯が鳴った。 あ、郁斗先生! 「もしもしっ!」 『その明るい調子は受かったか?』 「はいっ!」 『おめでとう、水城』 郁斗先生に言われると嬉しさが倍増する。 「ありがとうございますっ」 あたしは幸せ者。 そう改めて思ったときだった。