「ホントに?」

「うん。ホント。」

「よかった。俺ふられるのかと思ってた。」

「どうして?」

「どうしてっていわれても・・・。勘だよ勘。」

「ふーん。」

「あ、アドレスおしえてくんない?」

「うん。いいよ。」

そう言って私はメモに書いて渡した。

「さんきゅ。今日送るわ。」

「うんわかった。」

「・・・・そろそろ戻る?」

「・・・・そうだね。」

二人は屋上をあとにした。