「斎藤は、中学から一緒のやついねぇの?」


『いるよ!ほらあそこのショートカットの子。愛って言うんだ。』


メモ帳に書いた後に愛を指さした。

と同時に愛がこっちを向いた。


愛は、私の横の正大を睨んでまた前を向いた。


また出た、愛のヤキモチ。

愛は、昔から私のことになると過保護がすぎる。


「なんか俺すごい睨まれたんだけど、もしかしてあの子が愛?」


『うん!』


「なんか意外。お前とは、全く違うタイプだろ?」

『どうだろ。見た目はギャルだけど中身は純だよ。』