私だけのヒーロー




「あのさ、博樹。私はまだ、博樹のことが好きだよ。


だから、また私と付き合ってください!!」


「ごめん。無理だよ。前にも言ったけど、俺は直華を守れないし、それに迷惑かけちまう。


だから、ごめん。その気持ちには答えられない。」




「私は別にそれでもいい。博樹のそばにいたいの!お願いだから、一緒にいさせて。」



直華は泣きながらそう言った。